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酒場での出会い!!子連れ英雄?
俺は店の扉を開ける。
~酒場~
若者達が運営する酒場についた俺とエイン。
「……うわあここが酒場かー」
エインは初めてのようである。かくゆう俺も初めてだったりする。何せ身体弱いからひきこもりに近かったしね(笑)。
「ねえ和也ー早く早くー」既にカウンターに座るエイン。ちょいちょいと手を振る。
そんな声を聞いたのか、客達はこちらを見つめる。こっちみるなよ……と正直思う。
俺は視線を無視してエインの隣りに座る。
{仲直りしたんか?}店長である若者が茶化して声をかける。
『ああ。そういえば名前まだ聞いてなかったな?俺は和也。コイツはエインね』エインは頭をぺこりと下げる
{和也にエインね。俺はクリステル・ビンヤード。長いからクリス、若しくはビンで良いぜ}
『じゃあクリスで。クリスお腹空いたー』
{しゃあねえな……今日は俺様の奢りだ!}
「わあい\(^_^)/」
『有難うな。』
{いやいや。まあ正直新メニューだけだが}
『味見役か……楽しみだ』そんな話をしていると。
カランカランと店の扉が開く音がした。
{いらっしゃ……い?}クリスの表情が少し固まった。
『ん?(゜д゜)』俺は気になり振り向いた。そこにはこの場所には異色だろうとゆう組み合わせの二人がいた。
「こっち見るな。何だ?さっきからジロジロ見て気色が悪い。」
男はそう言った。しかし注目されるのも無理はない。いや男は普通だ。
旅人がよく身に着ける古ぼけたマントにキチンと手入れされた腰程まである長剣。そこまではいい……ただ隣りに居る連れだ……。
明らかに子供じゃないか。俺と年端も変わらない青年が……何故子連れ?連れの方はローブを深く被っていて性別が分からなかった。
そんなことを考えている内に男とその連れは俺の隣りに座っていた。
「店主…この子に甘いカフェオレと俺にコーヒー……」見かけによらず子供に優しいのか?だがこの男は近寄り難いオーラを醸し出していた。
{お……おうよ}クリスは慣れていないのか反応が遅れてしまったようだ。
しばらくの沈黙が流れる……。
そしてその沈黙を破ったのは……。
「あの……お子さんですか?」
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