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「野崎昭利様ですね。幾ら引き出しますか?」 「全額お願いします。」 「はい。かしこまりました。」 見たこともないお札が束になって出てきた。 『\-954.268.751.354』 野村の第2の人生は開放的な河原での暮らしだった。 経営不振だった昔の会社は体勢を立て直し、社内で野村はヒーローとなった。
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