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小さかった私には分からなかった。 癌とゆう病気がどれほど 恐ろしい病か…。 おじいちゃんは、最後にと お兄ちゃん達に新しい自転車を 買った。 私は、まだ乗れなくて 玩具を買ってもらった。 まさか、死ぬだなんて思ってなかった。 だから… おじいちゃん! 自転車乗れるようになったら 私にも可愛い自転車買ってね♥ おじいちゃんは、きっと辛かっただろうな。 もう、長くないと知っていたから…。 間もなくおじいちゃんは入院をした。 一度だけ見舞いに行った事がある。 大好きで元気で笑顔が可愛いおじいちゃんは… 酸素ボンベに繋がれ 喉には胆を取るノズルが刺さっていた。 小さい私には残酷過ぎた。 理解ができずお母さんに何度も聞いた。 なんで、あんなの付いてるの? 痛いよ。可哀想だよ。 お願い。取ってあげて😢? お母さんは、黙っていた。 1人で泣いていた事など知らずに 私は、残酷な言葉を言ってしまった。 今思えば、幼すぎた。 本当にごめんなさい。 分からなかった。 また、元気になると思っていた。
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