ツグ②

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ツグにはカナに隠している事があった。 「傷はもう痛まないの?」 「もう全然平気だよ!」 「ホントに?」 「全然♪」 「ツグがそう言うなら…」 「マジ全然大丈夫だから心配すんなよ!」 「わかった…」 しかし、ツグはたまに鈍い痛みが襲って来る事があった。 いつも夜遅くに… ツグはその度にカナに気付かれないよう痛みと戦っていた。 最近では鈍痛だったものが、針やナイフで突かれているかのように痛んできている。 また、痛くなる頻度も増してきていた。
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