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ツグにはカナに隠している事があった。
「傷はもう痛まないの?」
「もう全然平気だよ!」
「ホントに?」
「全然♪」
「ツグがそう言うなら…」
「マジ全然大丈夫だから心配すんなよ!」
「わかった…」
しかし、ツグはたまに鈍い痛みが襲って来る事があった。
いつも夜遅くに…
ツグはその度にカナに気付かれないよう痛みと戦っていた。
最近では鈍痛だったものが、針やナイフで突かれているかのように痛んできている。
また、痛くなる頻度も増してきていた。
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