カナ②

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カナは気付いていた。 ツグが夜中痛みに耐えていることを。 前にも増して日に日に回数が増えている事も。 痛いのかと尋ねると決まって帰ってくるのは 「大丈夫!」 ツグが心配かけたくない気持ちはよくわかる。 けれども言ってほしい。 いつ言ってくれるのか… ツグが言いやすいように何度も尋ねるも言ってくれない。 寝たふりをして過ごすのも限界な位、ツグの痛みは酷くなっていた。
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