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『恋って突然来るもんなの。初恋がまだだとか恋愛豊富だとか、そんなの関係ない。顕壱言ったよね?佐田を護りたい、佐田の笑顔を見た途端鼓動が速くなったって。それはもう立派な恋愛現象だよ。顕壱は佐田に恋してる。理解出来た?』
「恋…ねぇ」
先程の勇介の話を思い出し、俺は呟いた。
俺が佐田を好き……。
そう思った途端に胸がトクンと鳴った。
やっぱ俺、佐田に恋してんだ……。
まさか俺が恋するとは…
しかも相手には好きな奴がいる。
俺はその相談までされてんだぞ?
ハァ……辛い恋な。
俺は、生まれて初めて恋をした。
佐田 悠 という一人の女子を、
好きになったんだ―――――――……。
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