侵蝕

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侵蝕

あ あの わたし どうやら すこしずつ こわれていく やまいのようで ほらげんにいまも このあたまのなかで きみょうなおとがする なにかがくずれるおとが わたしこわれてしまったの やまいにどんどんおかされて すくわれるみちなどみえなくて ここにいることもがまんできない ゆがむゆがむせかいがゆがんでいく だれのせいだれがこんなふうにしたの おまえだおまえさえいなければわたしは おまえってだれけっきょくはわたしでしょ わたしはわたしをにくみわたしをはかいする しぬしかないしんでしまえばいいころさなきゃ なにがただしいのかわからないだれかたすけてよ たすけるだれがそんなかちもないにんげんのくせに ああああああああああああああああああああああああ
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