608人が本棚に入れています
本棚に追加
「ただいま」
靴を脱ぎながら、リビングに居るであろう家族に言った。
『おかえりなさい、遅かったのねぇ』
パタパタと駆け寄り、出迎える母。
『こんばんわ、お邪魔します』
優美は笑顔で挨拶をした。
『あら、優美ちゃん!いらっしゃい』
母は嬉しそうに笑っていた。
「夕飯ある?あと今日は優美、泊まるから」
俺は、優美の親が帰らない事を説明した。
『まぁ、女の子1人じゃ危ないものね!ユックリしてってね』
『お世話になります』
俺達は部屋に荷物を置くと、リビングに入った。
既に食事の用意がされていて、両親が待っていた。
俺は席に着くと、ある違和感に気付いた。
「あれ、美香は?」
最初のコメントを投稿しよう!