‥美香‥

3/9
前へ
/108ページ
次へ
「ただいま」 靴を脱ぎながら、リビングに居るであろう家族に言った。 『おかえりなさい、遅かったのねぇ』 パタパタと駆け寄り、出迎える母。 『こんばんわ、お邪魔します』 優美は笑顔で挨拶をした。 『あら、優美ちゃん!いらっしゃい』 母は嬉しそうに笑っていた。 「夕飯ある?あと今日は優美、泊まるから」 俺は、優美の親が帰らない事を説明した。 『まぁ、女の子1人じゃ危ないものね!ユックリしてってね』 『お世話になります』 俺達は部屋に荷物を置くと、リビングに入った。 既に食事の用意がされていて、両親が待っていた。 俺は席に着くと、ある違和感に気付いた。 「あれ、美香は?」
/108ページ

最初のコメントを投稿しよう!

608人が本棚に入れています
本棚に追加