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食べる事を
他人に止められるのを
あたしは1番嫌った。
でも助けて欲しかった。
だから
『食べていいよ。』も
『食べちゃだめだよ。』も
言われたくなくて
ひたすら何を言われても
反抗して
『何が分かるのっ!?』
って荒れた。
どちらかといえば
食べるなって言われる方が
辛いし暴れてた。
って言っても
あたしが過食している事を
知っていたのは母だけだった。
食べてる姿は
本当に本当に醜くて
あたしブタみたい‥。
ってずっと思ってた。
だってみんな誰だって
食べ物にがっついてる女のコ
見て‥かわいいなんて
思わないでしょ?
逆にひくよね?
あたしも自分にひいてた。
客観的に自分を見ている
あたしがいて
いつも自分を醜いと思ってた。
可愛くなりたくて
努力してたのに‥。
もう自尊心なんて物は
ずたずたで‥自分が本当に
価値がない様に思えた。
そしてその苦しみを
誰にも分かってもらえない
悲しみといらだちで
あたしはどんどん
自分を見失ってやつれていった。
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