(🍒)初告白

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彼は無理しすぎて 練習中に倒れた。 それから退部を決意したらしい。 当時の事を思い出したくないのか かなり簡単に説明されて ちょっと分からない事はあったが 辛かったというのはよくわかった。 それに、それが辛かったから 彼はあたしも同じ気持ちを していると思って泣いている‥。 あたしも涙がこぼれた。 でも、どうする事もできない という絶望の涙だった。 彼は部活の事を主に 聞いてくれた。 過食は部活のストレスかもしれない。 そんな結論になった。 『部活‥続けるの?』 『‥やめるかは分からないけど コンク-ルは出なきゃ‥。』 『絶対?』 『絶対。』 自分に言い聞かせる様に 答えた。 ふと気づくと 話しは全て部活の事だった。 あたしも過食は部活がいけない って考えてたから別に良かった。 まだあたしは 本当に苦しみ出して いなかったのだ。 まだまだ長い 苦しみが待っているなんて 思ってもいなかった‥。 この日は、過食を理解されたかは よく分からなかったのだが 彼に言えた事で満足した。 涙を流してくれた彼を 心から愛しく思った。 辛い時は彼に頼る様になった のも‥きっとこの日からだろう。 話したから 彼の前でもクレ-プを2個完食 して、お腹いっぱいだが普通に 一緒に晩ご飯を食べ また 帰ってからいつもの過食をして‥ 眠りについた。 彼を心の支えにして。
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