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隼人は少しだけでも話したい、って言ってたけど
最後には隼人は渋々納得してくれて帰って行った
「紗香ごめんね?」
「いいよ、これぐらい。ね、明日は学校来るんでしょ?」
「うん。明日は行くよ」
「良かった!蒼が来ないと私がつまんないんだもん」
そう言って笑いあった後、紗香も帰って行った
一人部屋に蹲る私は鞄の奥から佐山祐司に貰った名刺を取り出した
「あっ!」
その名刺には社名が載っていてアクセサリー類に詳しくない私でも知ってる程有名なジュエリーショップの名前が載っていた
役職名には『代表取締役』の文字
「‥あの人‥社長さんなんだ」
あの人‥陸に似ていた
そして、私の事を母親に似てると言った‥
でも、私は‥‥‥
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