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翌日、紗香との約束通り学校へ向かう
気持ちの整理なんてついてないし、もし彰先輩に会ってしまったら
どんな顔をすればいいの?
だって‥あの人が父親だとすれば彰先輩は私のお兄さんと言う事になる
陸以外にも家族が居るなんて
そうだ、陸には何て言おう
父親が見つかった?
いや、その前にあの人を父親だと認めた訳じゃないし
「あーおっ!おはよっ」
急にポンッと肩を叩かれ振り向くと笑顔の紗香が立っていた
「あ、おはよう」
そして目の前には自分のクラス
あれ、私いつの間に‥?
校門を潜った事すら覚えてない
「‥蒼」
背後から掛けられた声にビクッと身体を揺らす
「あ、隼人‥」
「身体は、もう大丈夫?」
「うん、もう平気‥」
そっか、と小さく呟いた後しばらく沈黙が続く
「あのさ‥‥」
『隼人くーん!』
隼人が話し初めてようとすると隼人のクラスの方から声が聞こえた
声の方を二人で振り向くと同時に隼人の腕に絡み着く女の子‥
あ、あの子だ‥
一昨日隼人と一緒に歩いてた子
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