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ポンッポンッ
突然頭を軽く数回叩かれた
「良かった、やっと笑った♪
今日途中から元気なかったでしょ?何かあった?」
‥え?途中からって事は気付いてたの!?
あんなに酔ってたのに‥
私があまりにも不審そうな顔をしたせいか、高橋さんは急に声を上げて笑いだした
「あははー、幸い今まで浴びるくらい飲んでも記憶飛ばした事ないからねー」
いや、そうゆう問題じゃないと思うんだけど‥
「んで?悩みは彼氏の事?」
「あ、いえ‥何でもないんです」
だって‥いくら何でも高橋さんに相談するのって‥無神経過ぎるよね。
「あー、もしかして俺に気を遣ってる?ナミ達に聞いたんでしょ?」
え?
何でそれ‥?
「帰り際にナミに言われてね。この際だから言っちゃうけど‥俺、蒼ちゃんの事初めて会った時から好きだったんだよね。」
「え、あの‥私‥‥」
突然の事で何て答えたらいいか分からずにしどろもどろになってると
「返事はいいよ、分かってるから。気にするな!」
‥気にするなって言われてもぉ
「そんな事より俺は蒼ちゃんに笑ってて貰いたいんだ♪」
そう言って高橋さんはお得意の爽やかな笑顔を見せた
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