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しばらくしてゆっくりと彼の唇が離れた
「何するのよッ!」
私は自由になった腕を振り上げ彼の頬めがけて振り下ろした
―パァン!
気持ちいいくらいヒットした平手打ちに本人はおろか
ギャラリーの方が青ざめて固まってしまった
そりゃそうだ。
あの学園の王子に平手打ちをしてしまったのだから
ただで済むわけない…。
「…おまぇ…」
王子が何か言い出す前に私は走ってその場から逃げ出した
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