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帰り道。
私は歩きながらさっきの非常識な王子を思い浮かべ怒りに震えていた
何度も制服の袖で唇を擦る
別にあれがファーストキスだった訳じゃない
キスは好きな人と。なんて純情ぶる訳でもない
ただあんな訳も分からない奴に奪われたのが悔しいだけ
王子様だか何だか知らないけど全く悪ふざけもいいとこだ!!
何度思い出しても腹が立つ!!
私は怒りながらマンションのエレベーターボタンを連打した
私の心とは裏腹にゆっくりと昇ってくエレベーター。
目的の階に着くと私は勢いよく飛び下りた
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