シロツメクサ

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「花、着いたよ。」 『わ…、いっぱいだ。』 「うん。なんか今年はここが1番ぽいよ。」 『何の情報?』 「俺の情報?」 『そりゃ凄い。』 「…なんか機嫌いいじゃん。」 『そう?』 「うん。」 『気のせい。』 「あっそ。」 と言いながらシロツメクサを摘み始める潤。 『ねえ。』 「あー?」 カシャン あ… レンズ越しに、潤の制服の袖やお腹あたりが草や土で汚れていることに気づく。 わたしは駆け寄って潤の制服の汚れを落としながら ごめん、と言った。 .
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