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「誰が諦めるかよっ!こんな得体も知れねぇ物体にライブめちゃくちゃにされて、しかも姿も見えねぇお前にナメられて…黙っちゃいられるかよ!」
よしっ!言ってやった。というような表情を見せ、姿の見えない相手の反応を待った。
『ハハハハハ!!お前単純でいいな!!』
「なっ!//」
『良いぜ、俺の力…貸してやる…ただし!お前の魂が少しでも俺に担わないようなら…俺はお前の中から消える』
偉そうになにを…と言おうとしたビートだったが、今はそんなことを言っている場合ではなかった。
目の前には得体も知れない物体。今はそれを俺の大切なライブ会場から消すことを考えなければならない。
ビートは決心した。
「わかった…お前の力、貸してくれっ」
『なら、契約成立だな。俺はラッシュ…おめぇは?』
「俺はビート…」
『よっしゃ、ならビート…お前の音楽魂!!俺の心に響かせてくれよ!』
その言葉と同時に目の前が再び通常の時間の流れに戻り、
そしてビートが持っていたギターが突如、光り出したのである。
「!!!?」
攻撃を仕掛けていた黒い物体は光りに驚いたのか、攻撃を中断し、退いた。
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