☆STAGEOPEN☆

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「ビー…ト?」   その場景を見ていたスタッカーは唖然としてか、スティックを落としてしまっていた。 スタッカーだけではない、フォルテもダンテも口を開けてただただビートの様子を見つめていた。   「きゃあ!ミュ、ミュート!?」   すると、まるでビートのギターに反応するかのようにミュートの体が光り始めたのだ。   「な、何…何が起きてるのよ!…っ!!」   ファインはミュートの様子にばかり気に取られたせいか、気付くと周りを黒い物体に囲まれてしまっていた。   「い、いやぁー!」           「ラッシュ…」   ビートはというと、先程持っていたギターはまるで斧のように形状を変えていたが、ちゃんと弦はついていた。さらにはビートの格好まで変わってしまっていた。   「オーバージーニスレッド…」   ぼそりと呟くようにビートは言った。どうやらこの姿のことを言っているようだ。  「…覚悟しやがれ!この黒物!!」   体中に力が溢れてくるのがわかったのかビートは勝てるという確信を胸に、黒い物体へと突っ込んで行った。
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