PROLOGUE

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「……わかった。契約する」  アルフは言った。  セレスティカは表情をパッと明るくしたかと思いきや、真剣な表情になった。 ――奏でよ、其は我等が盟約 ――其は盟約 ――其は威力 ――其は悦楽 ――故に奏でよ、汝が魂の形を  そして二人は契約を交わす……     ●  ●  ●  長い歳月が流れた。  彼女と契約してから五年……。  そう、少年は一人の神曲楽士として、一人の神曲楽士派遣事務所員としての物語が今、始まる。
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