新しい宝物

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最後の星に願いを込めたい、一人ぼっちはもういやだ。でもリルのその願いはユグから航海、つまり自由を奪うことになります。「自分も空を奪われたら嫌だ」だからリルはその願いを飲み込みました。   「ねぇまたここに来てくれる?」 「もちろん!こんなにも空がキレイな場所は世界中を探してもないからね。それに僕にとってリルは初めての友達なんだ、これからもヨロシクね」   何気ない言葉でした。   リルの目からキラリと涙がこぼれました。 「あれ?!どうしたの?!大丈夫?」 リルは上手くしゃべれませんでした。嬉しくて、嬉しくて、涙を拭うことしかできませんでした。 一晩中泣きじゃくって、温かい親友が朝焼けが来るまで側にいてくれました。     つづく
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