【疲れ果てて眠ってしまうまで】

彼女。

もうすぐ、ゴールデンウイークだなぁ。

聖ちゃんも仕事休みだし、4人で何して過ごそうかなぁ♪

子供の日もあるし、何かプレゼントも買わなきゃなぁ♪

それが……。

「ごめん！
…他の予定が入っちゃって…。
ごめんな。」

…こんな事、初めてだ…。

…そう、

聖ちゃんには……

私と別居してから、他に彼女ができてしまっていた………。

聖ちゃんが、寂しがりやなの、私分かってたはずなのに…。

ほぼ毎日、一緒に過ごしていたと言っても、やはり、聖ちゃんは寂しかったんだね……。

私も寂しかったよ…。

子供の日くらいは一緒に過ごせるよね……？

…えっ！？

…過ごせないの？

…彼女とデートだった……。

もう、嫌だっー…！！！

「しっかりして、真面目になって、絶対に迎えに行くから！」

…あの言葉は嘘だったの……？

私は泣きじゃくった…
子供のように……。

ゴールデンウイーク最後の日……

突然、聖ちゃんが来た！

「夏美ごめん……。
でも俺…夏美がいないとダメなんだ……。
本当にごめん……。」

「………………。」