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♪♪♪
その時、携帯が鳴った。
奈緒子ちゃんからだ。
「なっちゃん、ごめぇん!ちょっと遅れるよぉ。もう少し待っててー!すぐに行くからね!ごめんねー!」
「うん、わかったぁ!気を付けて来てねー!」
ありゃ、奈緒子ちゃん来るまで暇だなぁ……。
あっ、そういえば、トイレ行くの我慢してたんだった!
奈緒子ちゃんまだ来ないし、今のうちに行っとこう。
私はトイレを探したけど、その階にはなく、クラブがある階までエレベーターに乗った。
エレベーターが開くと、人がいっぱいいる事にビックリした。
けっこぅいるんだなぁ……!!!
……その時、入口に座り込んで、タバコをふかしてる、金髪の男の子と目が合った。
主催者らしき人と話してるみたいだった。
おー!!!
いかにも遊んでそぅ!!!
…そう思ってしまった。
なのに、何故か、ドキっとしてしまった。
あっ、早くトイレ行こっと!
ドキっとした気持ちを掻き消す様に、私は足早にトイレに入った。
…そして、また私は下に降りて行った。
「なっちゃぁん!ごめんね!」
「良いよー、早速行こっかぁ!
さっき、トイレ行った時にちょっと見えたんだけど、たくさん人いたよぉ!!!」
私は奈緒子ちゃんと2人でまたエレベーターに乗り、クラブの会場へ向かった。
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