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「お兄ちゃんおはょ!」
「おはよう。」俺はめんどくさがりながら言った。
「お兄ちゃん佳奈が元気に挨拶してるんだからちゃんとに言ってよ!」と朝からふてくされている。
「お兄ちゃんさぁ、なんで啓輔くんみたいに優しくなれないかなぁ。」と愚痴をこぼしてきた。
「啓輔は啓輔、俺は俺だから関係ないのぉ」と言い返した!
「二人とも早く食べないと遅刻するはよ!」と母に言われ急いで食べて出掛けた。
「行って来ます!」先に佳奈が出て行った!
つづけておれが出て「行って来ます。」
俺は携帯の時計を見て「まだ大丈夫だな、ゆっくり歩こ。」と言って歩き始めたとき前から自転車に乗った啓輔がきた「おぉ~義孝、おはょ!」挨拶してきたのは俺の親友の啓輔、こいつとは保育園からの付き合いで今でも親友だ!
「おはよう。」と俺がだるそうな顔しておはょと言うと、啓輔は「しっかり挨拶しろよぉ~」と言ってきた。こいつは小学校の頃から野球をやっていてやたらと礼儀にだけはうるさかった。
「だってだり~んだもん、仕方ねぇだろ!」と俺が言うと「挨拶をしっかりしないとだめな人間になるぞ!」と親みたいな口調で言ってきた。
「てかそんな事より学校遅れちまうから早くしようぜ!」と軽く受け流した。
「そんな事とはなんだ!」と言い返してくるが俺は受け流し走った!
俺の家から学校まではさほど遠くはないのだが、大きな坂があるのでそのがめんどくさい。
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