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私は家に帰るなりすぐに自分の部屋の窓を開けた
「渚~」
窓の外に見えるのは渚の部屋
青いカーテンが閉められ中は見えないけど
私は窓をバシバシ叩きながら渚を呼び続けた
「な・ぎ・さ~」
「渚く―ん」
何度呼ぼうが返事はない
「いないのかな..」
とうとう嫌われたんだ私....
諦めて自分の部屋に戻ろうとしたとき
カーテンの開く音がした
振り向けば気まずそうな顔をしている渚がいた
「......何」
「....渚ぁ」
私はなんでだか涙が出てきた
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