君の気持ち

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「...俺は...建築士になりたいんだ」 耳まで真っ赤にして渚は話し続ける 「本当は工業の建築科に行けたらって思って探したんだけど...このへん無いし」 「...そうだね」 いっちゃんは真剣に聞いている 「だったらいっちゃんの高校行って有名な大学で最前線の建築の勉強できたらって思ったんだ」 「....そっか」 「.....」 渚はここまで考えてたんだ 確かにいっちゃんの高校は進学率とか高くて 何人もの人が全国屈指の有名大学に進学している そこまでちゃんと考えてたんだ..... 「渚昔から建築士になりたいって言ってたもんね...」 小さいころ世界のお城の写真を見せられ これは誰がつくっただの これは何が使われているだの まったくわからない私相手に渚は楽しそうに話していた
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