ラブストーリーは突然に!?3

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しばらくの間、両者話すこともできずにぜぇぜぇと喘いでいた。 体が一気に熱くなり、汗が噴出す。 し、しんどい……! なんとか息を整えるととりあえず猛抗議してみた。 「はぁっ……そもそもあんたなんで走ったのよ!」 「う……るっせっ……ぜっ、はっ……ゲホゲホッ」 どうやら仙崎のほうがかなり重症らしい。 というかこいつ大丈夫なのだろうか? 真っ赤になって毛穴という毛穴から汗を噴出している彼からは湯気すら見える。 「おっ……男にはっ……なぁ!はぁっはぁっ……走り出したいっ……ときがあゲハッ!!」 うわぁ……。格好良く決めたかったんだろうけど、台無し。 「で、何言おうとしてたの?」 つい冷めた目で見下ろしてしまう。 そんな私を仙崎は果敢にも睨み付けた。 そして人差し指を突き付ける。 「そうっ……おまっ……ゲホッ……ゴホッ……ガッ!」 「うん、落ち着いてからにしなよ」 とりあえず私はその場で5分ほど待った。
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