ラブストーリーは突然に!?3

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「ふぅ……」 「落ち着いた?」 「あ、あぁ……」 やっとまともに話すことができそうだ。 しかし、ここで5分以上沈黙していたため、お互い熱が引いてしまっている。 ……つまり非常に気まずい。 「でさ、何を言おうとしたわけ?私があんたを覚えてないとかどうとか……」 とりあえず話を切り出してみる。 しかしここで更に話辛いのは間違なく仙崎だろう。 一応指まで突き付けてるわけだし。 「…………そう、お前は俺を覚えてないんだよな……」 「まぁ、小さいときのことだし……」 「………………」 「………………」 またしても沈黙。 うぅ、気まずい!早くなんか喋りなさいよ! そんな私の心の叫びが通じたのか、仙崎は意を決したように顔を上げた。 そして再びこちらに人差し指を向け、 なぜか、叫んだ。 「俺だってなぁ!お前に助けられたことなんか全く覚えてねぇんだよ!!勝手に恩人面してんじゃねぇ馬鹿女っ!!!!」 唾を撒き散らし叫ぶ仙崎。 私、唖然。
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