ラブストーリーは突然に!?3

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私がいつお前に恩人面をしたよ。 そもそもだからなんだって感じだよ。 色々反論は浮かぶものの、ただただぽかんと口を開けて佇むことしかできない。 怒りを通り越して、呆れるとはまさにこのことだ。 というか私に助けられたこと覚えてないんでしょ? だったら……どうして…… 「なんで私に告白したの?あんたは……それでいいの?」 やっとそれだけ口にする。 だっておかしいじゃん。 彼自身が恩を感じてるわけでもなく、私のこと何も知らないのに、親に言われたからって恩返しのために婚約者になるなんて。 仙崎の表情は暗かった。 そしてポツリと言った。 「……それが、やだったんだよ……」 「え?どういうこ……」 私が言い終わらないうちに仙崎は踵を返した。 「ちょっと待ちなさいよ!ほんとに言いたいこと全部言ったの!?」 仙崎は足を止めると、振り向かないまま言った。 「あと、さ……」
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