ラブストーリーは突然に!?4

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「おはよーっす!」 「ちょりーっす!」 吉永さんと談笑を楽しんでいると、朝練帰りのサッカー部が教室に入ってきた。 「あ、おはよう」 「……おはよー」 2人の目が私を捕らえるなり、釘付けになる。 それもそのはず。吉永さんが特殊なくらいだ。 なぜなら私は昨日あれだけ全校生徒の前で仙崎とガチ鬼ごっこを繰り広げた後…… 午後の授業にふてぶてしく出席してやったんだから! 皆勤賞狙ってんのよ、こっちは。 まぁみんなの態度は予想通り。 遠巻きに私を見つめてヒソヒソ話。 まぁそんなのここしばらくで慣れましたが。 こいつらもまぁそうなのかなぁと思っていたら、彼等の口からは意外な言葉が出た。 「深町じゃん!お前大丈夫なん!?」 「え?」 「仙崎だよ、仙崎!イベリコ王子!昨日すごかったらしいじゃん!」
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