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久し振りに穏やかな気持ちで放課後を迎えた。
「秋穂ー、カラオケ行きたい」
「うん、行けば」
「いや、行こうよ!」
「なら最初から誘えばいいのに」
私と秋穂の会話はいつもこんな感じ。
さすが捻くれ者同士の会話だな。
他の人たちには理解し堅いペースの会話を繰り広げ、私たちは校舎を後にする。
こんな、こんな当たり前のような日常が毎日続くと……続けばいいと思っていたのに……。
それは、突然始まったのだった。
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