552人が本棚に入れています
本棚に追加
この騒ぎに生徒達が次々と校庭に集まってきた。
いつの間にか校庭は人だらけ。まさにテレビ番組のようだ。
この光景に気を良くした仙崎がふふんと鼻で笑う。腹立つなぁ。
しかし、ほんとに一体なんのつもりだろう。
「お前はーーっ!俺の本音を聞きたいと言ったなー!!今日は、全部話してやろうと思ってここに来たぁぁあ!!」
「おーーーっ!!」
今度はその場にいるほぼ全員が応える。
いや、乗んなくていいからそこ!!
てかそのためだけになんでここまで大掛かりなことしてんのよ!
だけど……
「聞く価値、あるかもね」
隣で秋穂がニヤリと笑った。
私はただ黙って頷いた。
最初のコメントを投稿しよう!