ラブストーリーは突然に!?4

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わーっという男子の声援と、きゃーっという女子の楽しそうな叫びが響く。 そんな歓声の中、私は呆然と立ち尽くしていた。 なんですか、なんですかこの急展開は。 確かに仙崎には告白されたが、好きだなんて言われたことがなかった。 むしろ私のことを本当に好きだとは思わなかった。 なんというか、予想外過ぎますよこりゃ。 「……おーい。深雪、大丈夫?」 秋穂の声ではっと我に返る。 気付けば全校生徒の目がこちらを向いていた。 「早く返事をしてあげなよ」と言わんばかりに。 そういえばこの企画はそういうものだったね。 いっそ、逃げ出してしまいたかった。 踵を返して、この場から走り去れればどんなに楽だろう。 でも、逃げるのは……性分に合わなさ過ぎる。
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