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「俺の弁当はうちのシェフに作らせた、高級食材ばかり詰め込んだ特別なものだぞ!」
ゴクリ
そ、それはちょっと食べたい……。
が、しかし。
この状況で仙崎とお弁当交換なんてしようものなら、私がこいつの婚約者とかいう噂を余計に煽るだけだ。
「断じて、断る!!」
「そうか……」
しゅんとする仙崎。
だけどもさりげなく、私たちの隣の席に腰を下ろす。
「あたしシェフの弁当食べたい」とか言って、秋穂も席の移動を手伝ってるし!
何やってんのよあんたら!!!!
秋穂まで味方についてしまえば当然私の抗議など聞き入れられないわけで……
こうして、この奇妙な3人組のランチが始まったのだった。
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