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次の日の朝、ボクは友達のネイチャの家に遊びに行きました。
ネイチャは歌が上手な女の子。
いつも綺麗な声を聞かせてくれます。
ネイチャの家は土の中、そこで妹と弟と三人で暮らしています。
ボクが
「ネイチャ遊ぼう。また綺麗な歌を唄ってよ。」
と言うと
「あら。よく来たわね。でも姉さんは、もう唄わないの。」
と、妹に言われました。
何だか、今日のネイチャは元気がないな。
ボクが
「どうして?」
と聞くと、今度は弟が
「病気になって、声がほとんど出ないんだ。きっともう治らないよ。」
と答えました。
「じゃあ、ボクがネイチャの喉に耳を当てるよ。それならどんなに小さな声も聞こえるから。」
そう言うとボクはネイチャを椅子に座らせて、ネイチャの喉にボクの耳を当てました。
ネイチャは少し不安そうに、歌を唄い初めました。
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