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次の日の昼、ボクは友達のイミッジの家に遊びに行きました。
イミッジは絵を描くのが上手で、いつもたくさんの絵を描いてくれます。
イミッジの家は土管の中、そこで二人のお兄さんと一緒に三人で暮らしています。
ボクが
「イミッジ遊ぼう。また上手な絵を描いてよ。」
と言うと
「やあ。よく来たね。でももう僕は絵は描けないよ。」
と言われました。
イミッジはいつでも゛いいよ゛って答えるのに、何でだろう。
ボクが
「どうして?」
と聞くと、イミッジは
「2日前に流れ弾に当たったからだよ。腕が少しも上がらないんだ。」
と答えました。
「じゃあボクがその腕を支えてあげるよ。」
そう言うとボクは外から大きな木の板をもって来て、イミッジの前に置き筆を握らせました。
そしてイミッジの右隣に座って、上がらない腕を木の板の上で持ってあげます。
イミッジは震える手でゆっくりと絵を描いていきました。
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