亡者の旋律

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「ライガクィーン…、俺の声が聞こえる…??」 「みゅ!?獣語が話せるんですの!?」 「どういう意味ですか??ミュウ。」 「あの人、ライガクィーンとお話しようとしてるですの!!」 「彼は一体何者なんでしょうか…。」 『ほう。我らの言葉が話せるのか、人間よ。』 「お願いがあるの。 この森から離れてくれないかな…??」 『それは無理だ。我が子が生まれたら、近くの村の人間どもを餌にするつもりだからな。』 「そんな事して、アリエッタは喜ぶかな…。」 『!!』 「静かに暮らせて、なおかつ食料に困らない森知ってるよ…?? だから、アリエッタが悲しまないように、移動してくれないかな…。」 「荒れ…う……よ……。」 もしかして…ジェイド!!?やばぃ…!!!! 「…守りの加護を我に授けん…。 フォースフィールド!!!」 「な、なんだ!?」 「何が起こったの!?」 『人間。何故我を守った。』 「アリエッタに…悲しい思いをさせたくないから…かな…??」 『ふん。珍しい人間もいるもんだな。 いいだろう。 だかしかし、その森に邪魔な奴らがはいってきたら、我らは街を襲う。 いいな…?』 「わかった。ありがとう…。ライガクィーン。 「すごいですの!!ライガクィーンを説得したですの!!」 「まじかよ…。ありえねー。」 「すごいわ…。」 「おやおや、てっきり一般人が襲われてるかと思いましたよ。まさか私の譜術を防ぐ程の実力者とはね。」
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