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「今日は冷えるなぁ。風邪は引いてないか?」
「うん‼だって僕病気なんてへっちゃらだもん‼」
「そうかそうか,子供は風の子だもんなぁ。はっは」
男性とその少年は毎日のようにそのベンチで話しをしていた
「おじちゃん,何か思い出した?」
「いや,まだ思い出せないんだょ。思い出せそうなんだけどなぁ,はは」
男性は苦笑いをした
「そっか~早く記憶が戻るといいね‼」
「…ありがとうね」
ゴーン,ゴーン……
街の中心にある時計台の五時を告げる鐘が鳴り響いた…
「あっ‼もう五時かぁ~。それじゃぁ僕帰るね。またね‼」
「おお,気をつけてな。」
少年は駆け足で家路に向かった
「さて…私も帰るかな…よいしょ」
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