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上司はボーイを呼びつけて…。
「みんなにフルーツ盛り合わせ配ってあげてよ。」
…えっ?フルーツ盛り合わせ?
当時は、フルーツ盛り合わせが安キャバでも一万するとは知らなかった。
その為上司の気前の良さは全く伝わっていない。
そして、目の前に色んなフルーツを刻んでジャンボパフェの器に詰め込んだような奴が俺の前に置かれた。
……これがフルーツ盛り合わせ、食べられるのか。
と、フルーツ盛り合わせを見ていると…上司から…。
「俺の奢りだから遠慮なく食べちゃってよ。」
とOKサイン。
……食えって言っているし食ってみるか。
それで、フルーツ盛り合わせの価値にも気がつかないまま、フルーツを一切れ取って口に運び…。
……なまぬるい。
全然冷やされていなくて…ハッキリ言ってすげー不味い。
今考えると相当質の悪い店に入ったのだろう。
でも上司がせっかく奢ってくれたんだし、俺はお礼ぐらいは…と思い顔を上げると…。
「君、髪の毛綺麗だね」ヾ( ´ー`)
上司は女の子の髪に触っていたかと思うと…それを口にくわえた。
……この酔っぱらいキモイ
周りの女の子も唖然として見つめている中、上司はモシャモシャと髪の毛を味わっている。
……マジ ドンビキ
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