幼き日
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「お前、変な奴だな」 「むぅ。私、『お前』なんて名前じゃないよ?ちゃんと『千』って名前、あるんだから!」 「ハハハッ。…なら、千って呼んでやるよ。だから千も俺のこと、祥って呼べよ」 「…うんっ!!」 月明かりの下、二人は時を忘れ語り合った。これより二人の仲は深まり、お互いはまるで兄妹のような間柄になった。 この時、彼女は3つ、祥は5つの歳だった。
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