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「仕事か…」
「ねぇ父様?今日は私と遊んでくれるの??」
「ん?…あぁ、もちろん!」
「やったぁ!!」
彼女は父親におぶさり、二人は里の周りを散策し始めた。
「…あ♪」
トンッ―
「∑ぅわ!…千!?」
何かを見つけた彼女は、父親の背中を飛び下り走り出した。
「せーんッ!!」
「父様ー!見て見てー!!」
しばらくして、父親は彼女に追い付いた。
「…綺麗な花だな」
「あそこに咲いてたのッ♪」
「あそこって…」
彼女が指差した場所は、二人の元いた場所からゆうに一里は離れていた。
「あんな先が見えたのか?」
「?…ぅん」
「ハハッ、千は凄いな」
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