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「しつこい奴等だ、くそっ!」
銀色の身体をしたメカノイド(ロボット)が複数の敵対メカノイドに銃を向けながら愚痴を漏らす。
「ポインター、向こうで仕留める。行くぞ」
赤い、地球では見慣れない未来型のピックアップトラックにトランスフォーム(変形)したメカノイドが言った。
「オッケー、リジサイス。トランスフォーム!」
愚痴を漏らしていたメカノイド、ポインターはリジサイスの指示でいずれも見慣れない形のスポーツカーに変形した。
「逃げるつもりだ、追え!」
ポインター、リジサイスと対峙していた数人のメカノイドが、皆ヘリコプターや車などのビークルに変形し、赤色と、銀色の車を追い掛け出す。
道路を走っていくと、2人が走ってきた道とは別のところから、1台の黒い大型車が姿を現す。
「ダート、タップ。デストロンは?」
リジサイスの横を走る銀色のスポーツカーが、黒の大型車とその車内にいる比較的小型のメカノイドに問う。
それを黒の大型車、ダートに乗る小型のメカノイド、タップが答える。
「見ての通り。でもそっちはまだみたいだね」
タップはダートのミラー越しに後ろを覗き見ると後ろにはいくつものビークルが追い掛けてきていた。
「これからさ」
そうポインターが言うと、タップはああなるほどね、と納得する。
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