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とりあえず足の痺れが引いたので、歩いてルナ達がいる部屋に来た優斗。
優斗「………まぁ、改めて…ご心配をおかけしました…んで、ただいま……」
「「おかえりなさい」」
恥ずかしそうに頬を掻きながら、優斗がようやく挨拶をした。
それにルナ達はそれぞれ複雑な表情をしたが、すぐに笑顔で返事を返した。
ルナ「……一年間か…長かったね…」
エレナ「……もぅ起きないかと思ったわよ」
クウ「おにいちゃん…本当に起きて良かった……」
優斗「人を勝手に殺すな!」
マカ「でも隊長、本当に起きないかと思ったんですからね!」
リリム「そうじゃぞ!妾が隠れて鳩尾を殴っても起きなかったのだぞ!」
サラ「リリムちゃんそんなことしてたの!?」
クレア「……私…熱湯……呑ませた…」
ジュリア「私は息を止めたな…」
クロ「……マスターの体を拭こうとしたら熱湯を体に掛けてしまいました…申し訳ありません……」
姫香「皆さん酷くないですか!?」
それぞれが思い思いに会話をしている。
本当は今すぐに泣いてしまいそうな程に嬉しい。
だけど、優斗が『いつも通り』でいるからこそ、自分達も普通でいたい。
その思いだけが少女達を支えていた。
また、優斗自信もいつになく真剣になっていた。
一年間も居なかったのだ、ルナ達がどんな思いだったか分からない程馬鹿ではない。
だからこそ普通を演じていたかった。
ただ心配をかけたく無かった。
ルナ「本当に、おかえりなさい☆」
優斗「……ただいま!」
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