理解出来なくても当たり前

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優斗の発した言葉に、最初は何を言っているのか分からないと言った表情だったが、それがどういう事か理解すると、表情を怒りや戸惑いに変えた。 ルナ「……どういう…こと…?」 マカ「……やだなぁ…嘘はダメですよ?」 優斗「……だ~か~ら~……学園から、サヨナラ~♪って訳」 レナ「ゆう兄!なんで!?」 優斗「……良く考えてみろ… 俺は一年間寝ていた。 つまり一年間授業を受けていない。 いわゆる留年だ! だから辞める!」 サラ「なっ!?そんな理由で!」 優斗「まぁ、冗談は抜きにして…… 本当はやることができたからと、面倒だから」 リリム「やることとは何なのじゃ!?」 優斗「トップシークレット……お教えできません……」 肩をすくめ、ヤレヤレと言った感じに手を上げる。 クウ「どうして?おにいちゃん…また一人にするの?ねぇ……」 優斗「いや、あえなくなる訳じゃないから……」 ジュリア「だが!やはり辞めることは無いだろ!」 クレア「……通い…ながら…でも……できる…はず……」 優斗「……無理だな…やることは大量にある… 第一に面倒くさい…」 エレナ「っ!ーーーー ふざけないでよ!」 今まで黙っていたエレナが、優斗の襟元を掴んで叫んだ。 一瞬で部屋が静まり返った。
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