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いつも入っている山は祖父の従兄弟？が所有している土地で、祖父はこの山の全てを熟知していた。
当然、ｸﾜｶﾞﾀやｶﾌﾞﾄやｶﾅﾌﾞﾝなんかの居場所も知っていて、山菜採りの合間に昆虫採集していた。
この頃の僕のお気に入りはｱｵｶﾅﾌﾞﾝ。
ﾒﾀﾘｯｸｸﾞﾘｰﾝに輝く体はまるでﾌﾞﾛｰﾁのよう♪
ちっちゃくて可愛くて綺麗だし、おまけに自分の住んでるとこにはまずいなかった。
里帰りから帰って友達に見せると羨ましがられたっけなぁ～
この山はｶﾌﾞﾄﾑｼ、ﾉｺｷﾞﾘｸﾜｶﾞﾀ、ｺｸﾜｶﾞﾀ、ｺﾞﾏﾀﾞﾗｶﾐｷﾘなんかがよく採れた。
祖父と毎年行く事で、自然とどういうとこにこの虫がいるのかを覚えていく。
僕がとても苦手にしているのが、なめくじやｶﾀﾂﾑﾘのような軟体生物。
未だに貝類やｲｶ、ﾀｺなんかは食えません。
この山にはでっかいなめくじがよくいたので、それだけは嫌でした…
祖父は僕の弟や従兄弟は連れずに、必ず僕だけをお供に連れてた。
祖父が亡くなってから聞いたのだが、他の子達は虫や動物が大の苦手で、ようするに消去法で僕を選んでたようだ…
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