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当時の僕がカブトムシやクワガタとほぼ同等に熱を入れていたのが水生昆虫達。
タガメ、ゲンゴロウ、ガムシ、タイコウチ、ミズカマキリ、マツモムシ、コオイムシ…
特に水生昆虫の王者とも言えるタガメにはやられっぱなしだった。
タガメ以外の水生昆虫はどれも採集した経験があったのだが、タガメだけは未だに採集経験がありません。
毎年、夏になると近くの熱帯魚屋さんで売っていて、必ず買ってもらっていた。
タガメをはじめとした水生昆虫達は全て肉食。
タガメ、タイコウチ、ミズカマキリ、コオイムシはその鎌状の前足で獲物を捕らえて、鋭い嘴を刺す。
嘴から消化液を注入し、獲物の肉質や骨もドロドロに溶かす。
またこの消化液は麻酔の効果もあるようで、捕らえられた獲物はまず助からない。
彼らの餌となるのは小魚やオタマジャクシやヤゴだが、大型種であるタガメはトノサマガエルや鯉など、自分の体よりも大きな生物をも餌にしているそうだ。
僕はタガメの餌とする為に、毎日近所の田んぼでオタマジャクシを捕ってタガメに与えていた。
毎日殺伐とした光景が水槽の中で展開される…
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