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真下は東京タワーへ着いた。
と同時に電話がなる。
その電話の相手に驚く。
真下「室井さん⁉」
室井「あぁ、室井だ。」
真下「どうしたんですか?」
室井「実は……今、東京タワーの中にいるんだが。」
真下「中に⁉なんでですか⁉」
室井「………夏休みで……こっちに…」
室井の声が女性の声に変わる。
小原「あ❗もしもし❗真下さん?これ、どういうことなんですか?」
真下「あ、そういうことか。」
小原「もしもし?真下さん?」
すると再び室井の声がする。
室井「真下。どうなってる?」
真下「室井さん…よかったですね。」
室井「…………。」
真下「あ❗でもよかった。中と連絡とれなかったんです。」
室井「………。」
真下「周りの人に聞こえないようにして下さい。」
室井「ああ。」
真下「実は、東京タワーに爆弾が仕掛けられてます。東京タワーから出ようと窓を割ったり、ドアをこじ開けたりした瞬間、爆発します。」
室井「……。」
真下「危険だとは思いますが、爆弾を探してもらえませんか?」
室井「あぁ、わかった。」
真下「じゃぁ、また連絡します。」
木島「どうした?」
真下「室井さんが東京タワーの中にいます。」
木島「室井が⁉なんでだ⁉」
真下「それは…デートですよデート。」
木島「はぁん。室井もやるねぇ。」
真下「で❗室井さんに爆弾があるかどうか確認してもらってます。」
木島「そうか。中の電話通じねぇからちょうどよかった。」
浅尾「木島さん木島さん❗」
浅尾が手紙をもって走ってきた。
浅尾「エレベーターの上に貼付けてあったそうです。」
それは、弾丸ライナーからだった。
浅尾「真下さん、爆発時間知りたいでしょ?じゃあ特別に教えてあげる。爆発時間は午後9時25分。まだまだ時間はあるけど、中に入れないから爆弾処理できないね。僕は近くで真下をずっと見てる。相変わらず宅配は忙しいね。弾丸ライナー。宅配?」
木島「カエル急便のことじゃないか?前回もカエル急便に乗ってただろ❗」
真下「それじゃぁ、捕まえてくれって言ってるようなもんですよ。」
浅尾「言うってことは、なかなか捕まらないからじゃないですか?」
真下「そうですね。」
木島「くそっ❗全員気合いいれろ~❗犯人を見つけんだ❗」
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