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その時、再び真下の携帯が鳴る。
真下「もしもし。」
「真下…久しぶり。」
真下「やっとキミの声が聞けたよ。弾丸ライナーさん。」
電話の相手は弾丸ライナーだった。
弾丸ライナー「ごめんな。電話しなくて。真下の交渉術が使えなかっただろう?」
真下「まぁね。でも、なんで電話しようと思ったの?」
弾丸ライナー「だって、それじゃ僕の勝ちは見えてるじゃないか。真下は僕と話せないのに僕はキミの行動が手にとるようにわかる。ルールがないとつまらない。前に真下が言ってただろう?」
真下「よく覚えてるね。ありがとう。で、なにかあるから電話したんでしょう?」
弾丸ライナー「うん。実は僕は今きみの近くを通る。」
真下「えっ⁉」
弾丸ライナー「真下……。きみは自分の名前を知ってるか?」
弾丸ライナーはそれだけを言って電話を切る。
真下「もしもし❗もしもし❗」
木島「どうした?」
真下「今、僕の近くを通ると弾丸ライナーから電話がきました。」
木島「なんだと⁉おい❗おまえら近くに犯人がいる❗気合いいれろ~‼」
真下「僕の名前……。どういうことだ。真下……正義…真下…正義。」
木島「なんだよ、自分の名前連呼して。」
真下「いえ。なんでもありません。」その時、草壁が無線で連絡をとる。
草壁「今からクモ狙撃班のほうに向かう。」
それを聞いた真下は草壁に話しかける。
真下「草壁さん。狙撃ですか?クモは爆弾をつんでるかもしれないんですよ?」
草壁「警備部長が、年の為ホームにSATを狙撃準備させている。爆弾がつんでいないとわかった瞬間狙撃するよう命令があった。」
真下「そうですか。」
草壁「用がないなら俺は行くぞ。」
真下「はい。」
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