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~湾岸署~
袴田「お❗真下くん。どうしたの?」
袴田は高価そうな椅子に座っていた。
真下「あれ?課長。椅子変えたんですか?」
袴田「ああ、いやこれは…」
その時真下の電話が鳴る。
真下「すいません。もしもし?」
弾丸ライナー「着いたみたいだね。今、お前の元上司が座っている椅子には爆弾がしかけてある。立つと爆発する。爆発時間はあと1時間だ。元上司にばれないように爆弾を解除しろ。」
真下「ばれないようにって…。」
弾丸ライナー「爆弾のことを言ったらわかってるな?昔にも湾岸署でこんなことがあったよな?和久とか言ったかな?被害者は…。じゃあ、がんばって。」
電話が切れる。
真下「和久さん?……あ❗そんなこともあった……てことは……。」
袴田「なに?どうしたの?」
袴田は、よいしょと椅子から立とうとする。
真下「ああああ❗課長❗まっマッサージでもいかがですか?」
真下は急いで袴田の肩を揉む。
袴田「なに⁉どうしたの?」
真下「いや~、課長いつもがんばってるから肩でも痛いんじゃないかなぁと思って…。」
真下そういって椅子を調べる。
袴田「そうか…ありがとう。青島くん達は全然こんなことしてくれないのに、さすがキャリアだ❗出世方法を知ってるな。」
真下「いやだなぁ、僕は出世の為に課長の肩揉んでるんじゃありませんよ❗」
袴田「そうだな。今さら僕に好かれても意味ないもんなぁ。」
真下「いやはははは。」
真下は椅子の後ろのフタを開ける。
そこにはたくさんの針金の奥底に先程と同じ爆弾があった。
真下「(これは、手を触れたら爆発するやつ。なんで、奴は和久さんの時の爆弾を知ってるんだ?)」
袴田「真下くん、どうしたんだ?やっぱりさっきからおかしいぞ?」
真下「あ~ははは‼いえ、課長の肩すごいこってるなぁって思って…」
その時、刑事課の電話がなる。
袴田は電話を取り話し始めた。
真下は今がチャンスと、袴田から手を離し針金を右手で握り、空間を作り、左手でOFFのボタンを押す。
そして、フタを元の位置に戻した。
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