…私…

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『貴方がいたから私は私でいられた…』 『貴方が私を変えたから…好きになったから…』 『絆は消えてないよ。今も』 ジリリリリ!! 大きな目覚ましの音が二階建ての家に響き渡る 「ふぁ~…朝?うるさいなぁ」 不機嫌そうに目覚ましを止めて、ベッドから立ち上がった。この人が、七瀬 愬夜(17)バリバリ現役の女子高生である。 「愬夜ー!!毎回うるさいわよー!!」 一階から母の声が聞こえてくる。愬夜の家族は、四人暮しだが父が、仕事のせいでほとんど家にいない、母はデザイナーで、服のデザインを書いている。家での仕事をしているため家にいる 「ごめーん!!あ!着替えなきゃ!」 制服に着替える。 ドタバタ!! 階段を音をたてて下りて来る。 「愬夜!もう少し静かに下りられないのまったく!」 リビングに入ると直ぐに母の注意からいつも始まり、それから朝食である 「しょうがないでしょ!あ!それよりも早く食べないと!」 朝食のあるテーブルに急いで座り、食べる 「…急がないとね(ニヤ)颯太君に飽きられちゃうわよ♪」 う゛っ!! みょうな事を言うため食べ物を喉に詰まらせた。 「…ごほ!ごほ!何をいうかと思いきや…颯太をだすなんて…あ!時間もう!行ってきます!」 「いってらっしゃい~!!つつくと面白いのよねぇ~」 言い返す時間もなく家を走って出た。そのままスピードを上げて学校の方へと目指していると…
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