七夕編~恋無し愬夜~

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七夕編~恋無し愬夜~

七夕祭まで、あと二日になった。 「それでは短冊の紙を生徒に配ってください」 生徒会の秘書が指示を出した。そうして教室に戻った愬夜は短冊の紙をクラス全員に配った。 「愬夜♪今年の願い事なんにする予定?」 「咲枝!…今年は…『平和に暮らせますように』かな」 「…」 ・ ・ ・ ちょっと長い間が咲枝の中にあり 「愬夜!!それダメだよ!去年の願い事は?」 「去年は…『成績が上がりますようにって!実際に叶ったよ♪」 「(ダメだ…愬夜の中に恋愛の文字も心もない…これは姫百合様に話さないと!)そっそうなんだ…あ!私ちょっと用事あるから行くね!」 そうして教室を出た。そうして向かった先は… 「あら?咲枝じゃないの」 「姫百合様!!」 それは生徒会会長の所だった。百合姫学園の生徒会会長になった者だけに与えられる『姫百合』それは生徒以外呼ばない、生徒会の人達は会長だけだ 「実は…」 咲枝は先ほど愬夜のやりとりを話した。 「…なんて事なの!?学園ライフをそんなつまらないやり方を!!分かりました。愬夜さんには恋に走るように努力しましょう!」 なにやら影でやり始める人達の事に、愬夜は知らなかった…
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